心の病は誰もが患う?うつ病について正しく学ぼう!


うつ病は身体機能を損なうこともある

うつ病は心の病として古くから知られていましたが、目に見えてわかる具体的な疾患が無く、症状のほとんどは患者の自己申告で判断しているのが実状でした。そのため、うつ病そのものが実在しない詐病と疑われたこともあります。しかし近年になって、うつ病になると身体機能に重大な悪影響が及ぶことが明らかになり、治療の方法も大きく見直されるようになりました。うつ病で多く見られる身体機能の異常は倦怠感から派生する血圧の低下や消化器官の機能低下があります。頭痛やめまい、下痢などの症状が頻発するのが特徴ですが、これらの症状は他の病気の症状でもよく見られるので初期のうちは判断が非常に困難です。うつ病も一時的な疲労や不快感と誤解されることが多いため、適切な治療が遅れがちになっています。

素人判断は症状の悪化に繋がる

うつ病の症状を緩和させるには専門医による治療が不可欠ですが、投薬やカウンセリングを行っても即座に状態が改善されるわけではありません。根気強く治療を続ける必要がありますが、心の病は目に見える状態の変化が起きにくいのが問題です。長引く治療に焦りを感じた患者が医学的な根拠の無い迷信や民間療法にすがってしまうケースは決して珍しいことではないのです。素人判断による医学的な根拠の無い処置は心身に重大な悪影響をもたらすので、絶対に行ってはいけません。具体的な状態の変化を感じなくても途中で諦めず、専門医による治療を受け続けることが重要になります。その一方で患者の根気が削がれる事態を避けるために、親族や友人など身近にいる人が患者の心を支えることが大切です。

双極性障害はうつ病患者の三割に潜んでいます。双極性障害のうつ症状とうつ病は似て異なり、その治療方針は全く違うものです。光トポグラフィーを使えばその鑑別ができます。精度は7割~8割で保険適用です。